犬の被毛に白い粉が付いていて痒がっている仕草がある場合は、『フケ』がでている可能性が高いです。
犬も人間と同じように、乾燥しやすい季節には肌が痒くなったりカサカサしてしまう子がいて、その他にも肌トラブルを起こす原因はあります。
そこで本記事では、犬の被毛に付くフケに悩んでいる飼い主に向けて、原因や対処方法を紹介します。
そのまま放置しておくと重症化する場合があるので、軽度の症状のうちに肌トラブルを解消しましょう。
- 犬のから出るフケに悩んでいる飼い主
- 犬の皮膚がカサカサしているのに悩んでいる飼い主
- 犬のフケが出なくなる方法を知りたい飼い主
目次
犬の皮膚からフケが出る原因!カサカサするのはなぜ?

フケとは、『新陳代謝によって剥がれ落ちた古い皮膚』のことをいいます。
新しい細胞が産まれて古い細胞が剥がれ落ちる、不要となった古い皮膚が『フケ』となって表面にでてくるのです。
人間と同様に健康な状態の犬であってもフケは出ますが、病気や乾燥など何らかの原因でフケの量が増えることがあります。
犬の皮膚からフケが出る原因は以下の通りです。
- 部屋の中が乾燥しているから
- シャンプーが合わない・やり方が悪い
- 乾燥肌や敏感肌
- ストレスを感じている
- 病気の可能性
①部屋の中が乾燥しているから
部屋の中が乾燥していると、人間より皮膚の薄い犬は乾燥肌になりやすいです。
我が家の愛犬がフケが出る時は、毎年乾燥しやすい冬の時期になります。
電気カーペットやコタツなど、暖房器具は部屋の中を乾燥させやすいので取り扱いには注意が必要になってきます。
②シャンプーが合わない・やり方が悪い
もし、シャンプーの後にフケが出るのであれば、シャンプーが体質的に合っていないかシャンプーのやり方が悪い可能性があります。
抗菌シャンプーや脱脂力が強いシャンプーを使用しているのであれば、必要な皮脂まで取り除いてしまい、肌が乾燥していたり肌にダメージを与えているかもしれません。
また、シャンプーのやり方が悪いと、シャンプーの液が身体に残ったままになってしまうこともあります。
すすぎ残しは肌へダメージを与えてしまうので、正しいシャンプーのやり方で愛犬にも気持ちいい思いをさせてあげましょう。
【⇓正しいシャンプーのやり方はコチラの記事で詳しく解説しています⇓】

③乾燥肌・敏感肌
乾燥しやすい季節にブラッシングをするとパラパラとフケが出てきたり、フケが出てきたところの皮膚を覗くと皮膚がカサカサしていることもあります。
この場合、愛犬がもとから乾燥肌である可能性が高いです。
愛犬が足を使ってしきりに掻く仕草を見せたら、皮膚の様子を観察してみましょう。
④ストレスを感じている
犬の中には、極度のストレスが原因でフケが出るという症状がみられたケースもあるようです。
以下のようなことがないか、自分の行動を振り返ってみましょう。
- 生活環境は適しているか
- 恐怖を与えていないか
- コミュニケーションをとっているか
⑤病気の可能性
フケの大量発生にプラスして、痛みが出るほど痒がったり、脱毛や皮膚がただれているような症状がある場合は以下のような病気にかかっている可能性が大きいです。
- 感染症皮膚炎(カビ・細菌・寄生虫など)
- アレルギー性皮膚炎
- アトピー性皮膚炎
- 脂漏症 etc.
症状が重症化している場合は、直ぐに動物病院を受診しましょう。
犬の皮膚から出るフケ対策【3つ】


症状の軽度のフケは、以下の対策で解決できる場合があります。
重症化する前に初期段階で対処しましょう。
- 室内を加湿する
- シャンプーを変えてみる
- 保湿用ローションを使用する
①室内を加湿する
人間と同様に、犬にとっても冬場の暖房器具は肌を乾燥させる原因になります。
暖房器具をよく使用するリビングなどは、加湿に気を遣い乾燥しすぎないように注意しましょう。
部屋の湿度は『50~60%』を目安にするといいでしょう。
- 加湿器を使用する
- 洗濯物をリビングで干す
- 濡らしたタオルを置く
このように工夫して部屋の湿度を保ちましょう。
②シャンプーを変えてみる
シャンプー後に痒がったりフケが出るような場合は、シャンプーと一緒に身体に必要な皮脂まで除去してしまったり、シャンプー自体が犬の体質に合っていない場合もあります。
愛犬に合ったシャンプーを使用して、フケをしっかり洗い流してあげましょう。
- 保湿力がある
- 植物由来の天然成分
- 低刺激で肌に優しい
- 水切れ・泡切れが良い
このようなシャンプーが乾燥肌の犬におススメです。
シャンプーも正しい手順で洗い流し、すすぎ残しがないように気を付けましょう。
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③化粧水・ローションを使用する
犬用化粧水や保湿ローションを使用して肌の乾燥を防ぎましょう。
カサカサした皮膚にピンポイントで塗布できるものや、ブラッシングの時に吹きかけて使用するスプレータイプのものもあります。
継続的に使用することでフケが出なくなり、愛犬の乾燥肌・敏感肌を解消してくれます。
犬用の保湿ローションは、皮膚トラブルを解消してくれると同時に、被毛にハリ・コシを出してくれたり毛艶が良くなったりメリットが多いのが特徴です。
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まとめ:日々のケアで『フケ』を予防しよう
- 暖房器具の使用・部屋の湿度に注意
- 正しいシャンプー手順と愛犬に合ったシャンプーを使う
- 犬用化粧水・ローションで乾燥肌を予防
犬の身体からでるフケが初期段階の場合、飼い主であるあなたのケアで防ぐことができます。
部屋の湿度や使用しているシャンプーを見直してみたり、日頃のスキンケアも行っていきましょう。
症状が軽いからとフケを放っておくと、足で掻いてできた傷口から菌が侵入し皮膚病となってしまうこともあります。
フケは皮膚トラブルへの入り口でもあるので、日頃からブラッシングなどで愛犬の身体に異変がないか確認していきましょう。
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