日本では、お盆は故人やご先祖様が家に帰ってくる日とされていますよね。
近年、犬も家族の位置んだという認識が強くなっていることからも、「亡くなった愛犬もお盆に帰ってくる・迎え入れてあげたい」と考える人が増えてきました。
そこで本記事では、犬のお盆の迎え方として供養方法やお迎えアイテムなどを紹介していきます。
お盆には大好きな愛犬が帰ってくるので、心の支えになってくれた愛犬に感謝し、気持ちよく迎え入れてあげましょう。
- 愛犬のお盆の迎え方を知りたい人
- 愛犬のお盆のお迎えセットを知りたい人
目次
犬のお盆について

供養方法や迎え方の前に、お盆について簡単に解説します。
お盆とは?
先程も述べましたが、お盆とは、故人やご先祖様が家に帰ってくる日(お盆になると懐かしい我が家に帰ってきて家族と共に過ごす)と言われています。
ご先祖様を1年に1回家にお迎えして共にひと時を過ごし、ご冥福をお祈りしたり先祖の霊を供養する目的があります。
最愛の我が子(愛犬)が帰ってくる期間ということになりますね。
お盆の時期
お盆は、一部の地域では旧暦の7月13日~15日に行うこともありますが、一般的には新暦の8月13日~15日に合わせて行うことが多いです。
お盆の時期 | ||
盆入り(迎え日) | 盆中(中日) | 盆明け(送り日) |
8月13日 | 8月14・15日 | 8月16日 |
一般的には13日に迎え火を焚いてお迎えして、16日の送り火であの世にお送りし、お盆の期間にお墓参りをしたりお供えをしたりして供養します。
普段より豪華なお供えや飾り付けをして帰ってきた方々を歓迎する家庭も多いのではないでしょうか。
お盆にする犬の供養方法

お盆の行事は地域の風習によって様々ありますが、一般的には『迎え火・送り火・盆棚・盆提灯・供花』などを準備して故人やご先祖様をお迎えします。
犬のお盆の迎え方も基本的には人と同じ手順と考えていいでしょう。
- お迎えの準備をする(飾りつけなど)
- お墓参りに行く(愛犬のお墓がある場合)
- お迎えする
- 中日を過ごす
- 送り出す
必ずこの通りやらなければいけないというわけではないですし、省略して一部だけを行っても大丈夫です。
「ありがとう」という気持ちが伝われば、ご先祖様と一緒に迎えたり、普段より豪華なお供え物を与えたりするだけでもいいと思います。
①お迎えする飾りつけをする
人のお盆飾りは、盆棚を設置して供物・供花・生前好きだった好物・季節の野菜や果物や盆提灯などを飾ることが多いですよね。
犬の場合は以下のようなものを飾ってあげましょう。
- 生前の好物(フードやおやつ)
- 使っていた首輪やおもちゃ
- 写真
- お花
- 提灯
②お墓参りをする
ご先祖様は、まずお墓に帰ってきます。
帰ってきたご先祖様をお墓に迎えに行くようなかたちになりますね。
なので、一般的には盆入りといわれている13日にお墓参りに行くのが日本の風習となっているわけです。
犬の場合も人と同じように、以下のものを準備しておけば大丈夫です。
- 好物だった食べ物
- 水を入れたペットボトル
- お花
- 線香
- ろうそく
ペット霊園の場合は〝お盆法要〟などがあれば参加できますし、記念碑があれば水やお菓子をお供えすることができます。
③お迎えする
人の場合、帰ってくるご先祖様が迷わないように、目印として火を焚いたり提灯を使用して迎え入れる〝迎え火〟というのがお盆の風習になっています。
一般的に盆入りの8月13日の夕方に行い、玄関先や庭で火を焚いて帰ってくる人をお迎えします。
犬の場合も同じで13日の夕方にお迎えしましょう。
住んでいる場所によっては火を焚くのが難しいと思うので、LEDの提灯を使用したり、ろうそくに火を灯して5分程置いておくだけでもいいでしょう。
④中日の過ごし方
お盆の中日となる14・15日は、人と同じように犬の魂も自宅に帰ってきていると考えられます。
手を合わせて供養してあげましょう。
また、生前の大好物の食べ物をお供えしたり、久しぶりの我が家を駆け回って疲れているかもしれないので、水も数回交換してあげましょう。
自宅で供養できるように、ペット用の供養アイテムを準備しておくといいでしょう。
- 仏具セット
- 位牌
- おりん
- 供花
⑤送り出し
盆明けの16日は、ご先祖様があの世に戻られる日
あの世までの道中、無事にであるように〝送り火〟を焚いて送り出すのが風習となっています。
迎え火と同様に玄関や庭で火を焚いて、自宅に帰ってきていた愛犬を送り出してあげましょう。
地域によっては灯篭流しなどの行事もあるので、それらを代用したり、LEDのキャンドルライトを灯すだけでも大丈夫です。
犬のお盆で使用できる供養アイテム

犬のお盆の迎え方を紹介していきましたが、犬の迎え入れに役立つお盆アイテムがあるので紹介していきます。
- お盆お迎えセット
- ペット用ミニ提灯
- プリザーブドフラワー
- 仏具セット
- フォトスタンド
①お盆お迎えセット
- まこもの敷物:お供え物を置く
- 蓮の葉:お供え物を乗せて飾る
- 麻がら:迎え火・送り火用
- ほおずき飾り:霊魂の提灯
このようなものがセットになっています。
②ペット用ミニ提灯
ペット専用に作られたミニサイズの提灯です。
玄関や盆棚に置いて可愛いわが子が迷わず帰ってこれるように、花柄の可愛い提灯で迎えてあげましょう。
③プリザーブドフラワー
ペット用にアレンジされた可愛いプリザーブドフラワーです。
お供え用の花として飾り、帰ってきた我が子を癒してあげましょう。
④仏具セット
仏具が初めてで何を揃えたらいいかわからない方におすすめです。
可愛らしいふんわりとした雰囲気が特徴です。
お盆だけでなくお彼岸の時にも使用できますし、毎日感謝の気持ちや日々の報告ができますね。
⑤フォトスタンド(遺骨カプセル付き)
可愛いわが子の写真を飾ってお盆を迎えましょう。
スワロフスキー社製のサンキャッチャーが、太陽の光で虹色にキラキラと美しく輝きます。
癒される供養の空間となりますね。
まとめ:お盆は犬も1年に1回自宅に帰ってくる日
- お迎えする準備・飾りつけを行う
- お墓参りやペット霊園などに行ってお供えする
- 愛犬が迷わないように迎え火を焚く(ミニ提灯など)
- 自宅で供養したり生前の話をする
- 愛犬が無事に帰れるように送り火を焚く(キャンドルライトなど)
生前、楽しい時間を共に過ごした愛犬が懐かしい自宅で楽しく過ごし、満足して未練なく帰って行けるような素敵なお盆にしてあげましょう。
そのために、ここで紹介したお盆グッズを使用してみてはいかがでしょうか?
紹介したことを全てやらなければいけないというわけではありません。
あなたの心の支えとなってくれた愛犬を、いつまでも忘れずに感謝の気持ちを伝えてあげることが一番の供養になることでしょう。
【⇓お彼岸の迎え方はコチラで紹介しています⇓】
