犬の〝うれしょん〟は、家族にやるならまだいいのですが、家族以外の人にやられると飼い主としては恥ずかしいですよね。
我が家の愛犬も家族以外の特定の人にうれしょんをしていたので、少し恥ずかしい思いをしていました。
そこで本記事では、愛犬が特定の人にうれしょんをしていて困っている飼い主さんに向けて、犬がうれしょんをする理由と対処方法を紹介します。
- 犬がうれしょんをする理由を知りたい飼い主
- 犬のうれしょんへの対処方法を知りたい飼い主
目次
犬が特定の人に〝うれしょん〟をする理由

犬が嬉しい時や興奮した時におしっこが出てしまうことを〝うれしょん〟と言いますが、この〝うれしょん〟という行動は、飼い主や家に来た客人などの特定の人物にしてしまうことが多いようなのです。
ここでは、犬が〝うれしょん〟をしてしまう理由をまとめたので紹介します。
- 興奮しやすい性格だから
- 服従心が大きいため
- かまってもらえると思っている
- 不安・ストレス・気が弱いため
- 子犬がうれしょんをすることが多い
これらの理由を詳しく解説していきます。
①興奮しやすい性格だから
うれしょんをする犬のほとんどが、興奮しやすい性格だといわれています。
特定した大好きな人が来ると、自分の興奮を抑えきれずにおしっこが出てしまうようです。
なので、大好きな人を目の前にして『どこ行ってたの!?好き好き!ギュッてしてー♪』というように、興奮して自分で感情をコントロールできなくなってしまっていたのですね。
②服従心が大きいから
犬のうれしょんは、群のボスに対して服従心を表すためにするとも言われています。
この服従心というのは、自分が相手より弱いとか自分の方が下位にいるということを認めている行為なのです。
飼い主としてはうれしょんされたら困りますが、犬にとっては本能的に行うごく自然な行動のようですね。
③かまってもらえると思っている
うれしょんをしてしまった時に「わーやめてぇ!」とか「何やってるの!」と大声を出したりして過剰に反応してしまうと、犬は『おしっこしたらみんな喜んでるじゃん♩』と勘違いをしてしまいます。
そのあとに抱っこしてしまったら、『おしっこしたらかまってもらえた♪』と思ってしまうのです。
無意識におしっこが出ているのではなく、大好きな飼い主の気を引こうとして〝うれしょん〟をしているケースもあるそうです。
うれしょんをされたら大声を出したくなる気持ちもわかりますが、怒鳴ったりせずに黙々と処理した方が次の為になるということですね。
④不安やストレス、気が弱い性格のため
気が弱かったり繊細だったりする子は、ストレスや不安から恐怖を感じてうれしょんすることもあるそうです。
今までに一度もうれしょんをしたことがない子が急にするようになったら、大きなストレスや不安を感じている可能性もあります。
長時間の留守番が続いたり、家の環境が大きく変わった時は、ストレスや不安を感じやすいので注意が必要ですね。
⑤子犬はうれしょんをしやすい
うれしょんをする子は、子犬の方が多いといわれています。
子犬は精神的にも肉体的にも成長途中なので、まだ感情を自分で抑えることができなかったりちょっとしたことで興奮状態になってしまうからです。
成長するにつれてうれしょんが治まってくるケースが多いようですが、成犬になってもうれしょんをしてしまう子もいるようです。
犬が〝うれしょん〟した時の対処方法【3つ】

愛犬からの愛情表現だったり服従心は飼い主にとっては嬉しいことですが、一緒に暮らしていく上では、服や家が汚れるし〝うれしょん〟は改善したいことでもありますよね。
うれしょんをやめさせる方法、治すための方法があるので紹介します。
- 興奮させないようにする
- 大声を出さない・叱らない
- マナーベルトを装着する
①興奮させないようにする
うれしょんを治すには、愛犬が興奮しているのであれば落ち着くまでかまわないことが大切です。
もし愛犬が興奮して相手に飛び掛かってしまうなら、『おすわり・ふせ』などの指示を出して、愛犬の気持ちを落ち着かせてから相手の方へ行かせるようにしてあげましょう。
また、長い時間留守番をしたあとにうれしょんをすることが多い犬の場合は、外出するときにケージの中に入れておくのも効果的です。
帰宅してすぐに愛犬と触れ合いたい気持ちもわかりますが、その気持ちをグッとこらえてケージからすぐに出すのではなく、5~10分くらい目を合わせたり声をかけないようにすることで愛犬を落ち着かせることができます。
犬は時間が経つと落ち着いていることが多いので、帰宅したらすぐに『○○ちゃん、ただいま~♪』と愛犬のところに駆け寄るのではなく、先に着替えや手洗いうがいを済ませてから「ただいま~」とリビングに入っていったり工夫してみましょう。
うれしょんをしてしまう犬は興奮しやすい性格の場合が多いので、愛犬の感情をコントロールできるように飼い主であるあなたの行動を変えることが必要ということですね。
②大声を出さない・叱らない
うれしょんをされてしまったら服や家の中が汚れてしまうので嫌ですよね。
でも、その時に「ダメでしょ!」とか「どうしてそういうことするの!?」などと大声を出したり叱ったりしてはいけません。
先程も少し述べましたが、大声を出してしまうと「ご主人も喜んでるじゃん♪」とか「かまってもらえる♪」と勘違いをしてしまい、うれしょんをして飼い主の気を引くようになってしまうからです。
うれしょんされるとビックリして大きな声を出したくなりますがグッと堪えましょう。
うれしょんされても落ち着いて何事もなかったかのように処理するようにした方がいいですね。
③マナーベルトをする
来客などの特定の人だけにうれしょんをしてしまう場合、《マナーベルト・おむつ》を付けて対処するのも一つの手です。
根本的な解決にはなりませんが、うれしょんをしてしまう来客がある時には便利なので上手に活用しましょう。
まとめ:犬のうれションは治すことができる
- 興奮しやすい性格のため
- 服従心が大きいため
- 来客にかまってもらいたいから
- 不安・ストレス・気が弱い性格の為
- 精神的に未熟な子犬のため
うれしょんをされたら家の中や服が汚れるし、イライラしてしまう気持ちもわかりますが、大声をだしたり怒鳴ったりせずに対応してあげましょう。
愛犬を頭ごなしに叱って無理矢理やめさせようとするのではなく、まずは飼い主であるあなた自身の行動を見直してみましょう。
飼い主の指示をちゃんと聞いてもらえるようにトレーニングしていくことが大切になってきます。
普段から愛犬と上手にコミュニケーションをとって〝うれしょん〟させないように上手に対応していきましょう。
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