初めて犬のシャンプーをやろうと思うんだけど、どのような手順で洗えばいいのかな?正しい手順とかってあるの?
このような悩みを解決していきます。
犬のシャンプーは、飼い主さんが慣れていないうちは意外とてこずってしまうものです。
犬のシャンプーに慣れていないと以下のように心配になってしまいますよね。
- 「顔は洗った方がいいのかな?」
- 「耳の中にお湯が入っても大丈夫かな?」
- 「どこから洗えばいいんだろう…」
愛犬が少しでも気持ちよく安心できるように、上手にスムーズにシャンプーをしてあげたいですよね。
本記事では、初めて犬のシャンプーをする飼い主に向けて、正しい犬のシャンプーの手順とシャンプーに必要な道具を紹介します。
この記事をを見れば、初心者の飼い主さんも自宅で愛犬のシャンプーをスムーズに行うことができますよ。
- 初めて犬のシャンプーをする飼い主
- 犬のシャンプーの手順を知りたい飼い主
- 犬のシャンプーに必要な道具を知りたい飼い主
目次
犬のシャンプーに必要な道具

シャンプーをはじめる前に、犬のシャンプーに必要な物を準備しておきましょう。
シャンプーに必要な道具は以下の通り。
- シャンプー&リンス
- 吸水力が良いタオル
- ドライヤー
- ブラシ
- ペット用バスタブ
- 泡立てボール・泡ポンプボトル
- スポンジ(顔周り用)
①シャンプー&リンス
シャンプーやリンスは、必ず犬用のものを使用しましょう。
人間の健康な肌は《弱酸性》ですが、犬の肌は《中性~弱アルカリ性》といわれています。
なので、人間用のシャンプーを使用すると犬の肌には刺激が強いため、皮膚病や肌トラブルの原因となってしまいます。
愛犬に合ったシャンプー選びが大切になってきますね。
我が家ではTakakuraから販売されている『A.P.D.Cティーツリーシャンプー』を使用しています。
天然ハーブを使用していて香りもいいし、皮膚にも優しい成分が入っています。
【⇓『A.P.D.Cティーツリーシャンプー』の詳しい特徴や口コミはコチラの記事へ⇓】

②吸水力が良いタオル
シャンプー後に身体の水分を取るために、吸水力の良いタオルを2~3枚用意しておきましょう。
身体をゴシゴシ拭くのは犬の皮膚によくないので、包んで押さえるだけで水分が吸収できるタオルがおススメです。
浴室で1枚、浴室を出てから1枚、場合によっては床にもタオルがあった方がいいかもしれません。
③ドライヤー
シャンプー後すぐに身体を乾かせるようにドライヤーを準備しておきましょう。
自立できるハンズフリータイプのものやドライヤーを固定するスタンドを使用すると、ブローしながらタオルで拭いたりブラッシングできるのでおススメです。
犬の毛がファンに詰まると発火や故障の原因になるので、ファンの毛詰まりには注意しましょう。
④ブラシ
シャンプーをする前もブローの後にもブラッシングが必要なのでブラシも必須になってきます。
スリッカーやコームなどいろんな種類のブラシがありますが、基本的に《飼い主が使いやすいもの・犬が嫌がらないもの》を使用すればOKです。
我が家ではファーミネーターというブラシを使用して、シャンプー前にムダ毛を除去してます
【⇓抜け毛や死毛がゴッソリ取れるペット用ブラシ『ファーミネーター』の特徴や使用した感想を紹介⇓】



⑤ペット用のバスタブ
ペット用バスタブは必須アイテムではないですが、シャンプー中に動き回ったりする子にはあると便利な商品です。
シャワーやドライヤーを固定できるフックも付いているので、暴れる犬を両手を使ってシャンプーすることもできます。
入浴するだけでも汚れは落ちるので、シャンプー以外に頻繁に入浴する犬にもおススメですね。
折りたたみタイプのバスタブもあるし、ペットプールを使用するのもいいですね。
⑥泡立てボール・泡ポンプボトル
泡立てボールや泡ポンプボトルなどを利用して、あらかじめシャンプーを泡立てておくといいです。
どちらも100均で購入できるので、使いやすい方を利用しましょう。
泡立てボールの方がキメ細かな泡が作れます。
【⇓犬用シャンプーは100均グッズで泡立てることができます⇓】



⑦スポンジ(顔周り用)
これも必ず必要な道具ではありませんが、目や耳の中にシャワーが入りそうで怖いという人は、スポンジを用意しておくといいです。
スポンジにシャンプーやお湯を含ませて、顔周りを洗ったりシャンプーを流す時に使用します。
食器などを洗う普通のスポンジでOKです。
犬のシャンプーおすすめ手順


シャンプーに必要な道具の準備ができたらシャンプーに移っていきましょう。
犬のシャンプーは以下の手順で行えばOKです。
- シャワーや浴室に慣れさせる
- ブラッシングをする
- 身体を濡らす
- シャンプーをする
- シャンプーをすすぐ
- リンスをする
- 水気をきる
- ドライヤーで乾かす
①シャワーや浴室に慣れさせよう
いきなりシャンプーをはじめるのではなく、まずはシャワーや浴室に犬を慣れさせてあげましょう。
慣れさせる方法は以下の通り。
- 浴室に犬を読んで浴室に入ってきたらおやつを与えて褒める
- おやつをこぶしの中に入れたまま犬に近づけ、もう片方の手でシャワーを身体に当てる(水は出さない)
これらを繰り返していくと『お風呂に来たらいいことがあるぞ♪』と考えるようになっていきます。
お風呂は楽しい場所という記憶を作ってあげると、だんだんとお風呂やシャワーに慣れてくれますよ。
はじめはシャンプーが苦手だったけどシャンプーが終わった後にもご褒美をもらえるから、お風呂が好きになってきたよ!
②ブラッシングをする
シャンプーをする前にブラッシングをして、毛の絡まりをほぐしたり汚れを落としましょう。
『どうせ洗うんだからブラッシングしなくてもいいでしょ?』と思うかもしれませんが、シャンプー前のブラッシングは結構重要です。
毛が絡まったままシャンプーをしてしまうと、毛が固まったりほぐれなくなることがあります。
そうすると、すすぎの後にシャンプー液が残ってしまったり、被毛がちゃんと乾かなかったりして皮膚病や肌トラブルの原因となってしまうのです。
シャンプー前のブラッシングで毛束をほぐしておくことで、毛の1本1本をキレイに洗うことができ、皮膚病の予防にもなります。
【⇓ブラシは犬が嫌がらないもの、飼い主がブラッシングしやすいものを選びましょう⇓】



③シャワーで身体を濡らす
36度~37度くらいのお湯で身体を濡らしていきましょう。
- 水が飛び散らないようにシャワーヘッドを身体に押し当てながらお湯をかける
- 頭から遠いお尻や後ろ足から濡らして顔周りは最後に濡らしてあげる
以上のことに注意しながらシャワーをすることで、シャワーの音が出ないので犬もあまり怖がらないし、徐々にシャワーに慣れさせることができます。
頭や顔を濡らすときは目や耳に入らないように注意してね!
スポンジにお湯を含ませて顔にあててあげると、目や耳に入りにくくなるよ。
④シャンプーをする
シャンプーをよく泡立てて、指の腹でマッサージするようにシャンプーしていきましょう。
シャンプーを泡立てボールや泡ポンプボトルであらかじめ泡立てておくとシャンプーが楽になります。
顔に長い時間シャンプーが付いていると、目や耳に入る可能性が高くなります。
顔にシャンプーが付いている時間を減らすためにも《お尻→背中→頭》というように、顔から遠い順番でシャンプーをしていくといいです。
以下のポイントを意識してシャンプーをしていきましょう。
- お尻はもむように
- 脚は手を上下させるように
- 肉球の間は入念に
- 耳は泡で包み込むように
- 顔は優しく素早く
このように洗ってあげたら犬も気持ちいいはずです。
シャンプーの時に肛門腺絞りも一緒にやってね。
肛門腺絞りは難しいイメージがあるけど誰でもできるよ。
【⇓犬の肛門腺絞りの方法はコチラ!素人でもできますよ!⇓】



⑤シャンプーをすすぐ
シャンプーを流す時は、身体を濡らした時とは逆の手順で頭から順番にすすいであげましょう。
すすぎ残しは皮膚トラブルの原因になります。
特に以下の場所はすすぎ残しが多いので気を付けましょう。
- お腹
- わきの下
- 肉球の間
- 耳の裏
身体の裏側は、指をしっかり中まで入れてすすぎ残しがないように丁寧に洗ってあげましょう。
⑥リンスをする
お湯で薄めたリンスをお尻から全身にかけていきましょう。
リンスをかけながら手でよくなじませることで、毛までしっかり浸透していきます。
そのあとはシャンプーをすすぐ要領で、リンスもシャワーで丁寧にすすぎましょう。
洗面器に、あらかじめリンスを薄めておくと作業が楽ですよ。
⑦水気をきる
手で被毛を軽く抑えるようにして、全身の水気をきっていきましょう。
尻尾は両手で絞るように、足は片手でギュッと握って絞って大丈夫です。
ある程度水気が取れたらバスタオルで全身を包みます。
この時、手を動かしてゴシゴシと拭くと皮膚を傷めることもあるので、バスタオルを身体に押し付けながら余分な水分を吸わせるように身体を拭いていきましょう。
何回か犬にブルブルさせると結構水気を飛ばすことができます。 耳に息を吹きかけるとブルブルしてくれますよ
⑧ドライヤーで乾かす
最後にドライヤーで丁寧に乾かしていきましょう。
被毛を手ぐしでとかしながら風をあて、半乾きになったらブラシで整えながら根元まで完全に乾かします。
生乾きはニオイやムレの原因になることもあるので、脇の下や足の裏など濡れた毛がないか根元まで確認して下さい。
ドライヤーの温風は熱いから身体から適度に離してね。
最後に毛が絡まってないかチェックしてね。
まとめ:初心者でも自宅で犬のシャンプーはできる!
シャワーや浴室に慣れさせてあげよう
怖がらないようにシャワーしよう
泡が顔に付いている時間を短くしよう
すすぎ残しがないように注意しよう
生乾きがないように乾かそう
愛犬への身体の負担を減らすためにも、コツをつかんでなるべく短時間でシャンプーをしてあげましょう。
プロのトリマーのように上手にシャンプーはできないかもしれませんが、自宅でのシャンプーは愛犬との絆を深めることができるコミュニケーションの一つでもあります。
大好きな飼い主さんの手で、魅力ある被毛をキープしてあげましょう。
また、犬のシャンプーをすることによって《汚れ・ニオイ・寄生虫》を取り除き、身体を清潔に保つことができます。
ブラッシングと同様に皮膚の病気やトラブルを予防できるので、月に1~2回定期的に行っていきましょう。
シャンプーのやりすぎは必要な皮脂まで落としてしまい皮膚によくないので、シャンプーの頻度は月に1~2回にして下さい。