犬が太る原因は、基礎代謝カロリーや消費カロリーよりも摂取カロリーが多いことがあげられます。
- フードの量を減らしたのに…
- おやつをあげるのをやめたのに…
- ダイエットフードに切り替えたのに…
などと、食事量を見直したのに愛犬の体重が減らずに悩んでいるのであれば、運動の内容も見直してみましょう。
運動をせずにフードを食べて家の中でゴロゴロしているだけでは、カロリーが消費されず太ってしまうのは当然です。これは人間も同じですよね?
適度な運動で消費カロリーが増えればダイエット効果を期待できます。
そこで本記事では、愛犬の食事量を減らしているのに体重が減らなくて悩んでいる飼い主さんへ向けて、犬のダイエットにおすすめの運動を紹介します。
\十分に運動しているのであれば食事の内容を見直してみましょう/

犬のダイエットにおすすめの運動【5選】

犬のダイエットにおすすめの運動を以下にまとめました。
※肥満の状態で急に激しい運動を取り入れると身体に負荷が掛かり怪我の原因になります。関節に負荷が掛からないように、ゆっくり・楽しく取り組んでいきましょう。
①散歩コースに階段や坂道を加える
散歩の距離を増やせば運動量が増加するのは当然なのですが、いきなり「散歩距離を倍にする」となると、重い身体が犬の身体に負荷を掛けてしまいます。
散歩距離は変えずに、いつもの散歩コースに階段や坂道を加えるだけでも、足腰への負荷が増え筋力アップに繋がります。
また、散歩コースを変えるだけでも犬にとっては刺激になり、緊張感やニオイを嗅ぐといった動作から消費エネルギーが増えます。無理のない範囲で少しずつ距離を伸ばしたり階段を昇る段数を増やしたりしていきましょう。
飼い主さんの運動にもなりますね。
②足腰に負荷のかかる場所を歩く
芝生や砂浜など、犬の足腰に負荷のかかる場所を歩くことも効果的です。
- 適度に踏ん張るので筋トレ効果が期待できる
- 体重を分散してくれるので関節に優しい
といったメリットがあります。
また、関節に優しく筋トレ効果を期待できるので、膝蓋骨脱臼(パテラ)を持っている子にも有効です。関節に優しく適度な運動になるので、近所に公園や砂浜がある飼い主さんは試してみて下さい。
毎日砂浜を歩いてパテラが発症しなくなったわんちゃんもいるようです。
\膝蓋骨脱臼(パテラ)を予防する方法はコチラで紹介/

③水泳でエクササイズ
犬も人間同様、プール・海・川を泳ぐ水泳やハイドロセラピーと呼ばれる水中療法がダイエットに効果的とされています。
水中での運動は、
- 浮力で身体をくまなく動かせる
- 浮力で関節や足腰への負担が少ない
- 普段使わない筋肉を使う
といったメリットがあります。
プール併設のドッグランやハイドロセラピーができる施設もあります。近所に水泳のできる環境がある飼い主さんは試してみてはいかがでしょうか?
ライフジャケットやロングリードを装着して目を離さないにようにしましょう。
④室内で遊ぶ
散歩にあまり行きたがらないわんちゃんや、雨の日の運動不足解消のために室内での遊びを取りいれてみましょう。
- 引っ張りっこ遊び
- とってこい遊び
- 一芸で遊ぶ
などは好き嫌いが分かれる遊びですが、遊ぶほどにテンションが上がりやすい運動です。
運動不足を解消するだけでなく、大好きな飼い主さんとコミュニケーションが取れますし、ストレス発散にも繋がります。
散歩以外にも愛犬とコミュニケーションを取る時間を見つけて室内で遊んでみて下さい。
室内でボール遊びをしていたらドッグランでもできるようになっていました。
⑤知育玩具で遊ぶ
運動嫌いで食べることが大好きな犬におすすめしたい遊びが、フードやおやつを利用する〝知育玩具〟です。大好きなフードやおやつを利用することでおもちゃに興味を示し、楽しく遊ぶことができます。
例えば、「ノーズワークマット」という知育玩具は、
のことをいいます。
嗅覚を利用して遊ぶことをノーズワークといのですが、ノーズワークには、
- 集中力や考える力を使いながら遊ぶので、運動不足解消やストレス解消に繋がる
- 頭を使ったり嗅覚を使って遊ぶことで、犬の散歩と同じ程度のエネルギーが消費できる
といわれています。
『ノーズワークマット』で10分間遊ぶだけで1時間の散歩と同程度のエネルギー消費ができるとされているので、とんでもない運動効果が期待できます!
犬の知育玩具は、太りすぎて動きたがらない犬におすすめのダイエットグッズなので、この機会に是非試してみて下さい。
\知育玩具のレビューはコチラで紹介/


犬のダイエットにおすすめの運動|まとめ
太ってしまって体重が重くなっている犬は、急激に運動量を増やすと身体に負荷が掛かり怪我に繋がるケースもあります。少しずつ運動量を増やしたり負荷を与えて、ゆっくり運動させてあげましょう。
また、肥満になると身体を動かすことが面倒になる犬もいるので、運動が好きになるように、負荷の少ない知育玩具から運動していくこともおすすめです。
肥満は万病のもとといいます。楽しく運動して、愛犬の健康を維持していきましょう。