近年、テレビの特集やニュースでも保護犬が取り上げられることが多くなり、保護犬に興味を持ってくれる人が増えてきました。
でも『保護犬って慣れるまで時間がかかりそう』などと、まだまだ保護犬にマイナスイメージを持っている人も多いことでしょう。
心を閉ざしてなかなか人間に慣れない保護犬もいますが、もともと人間が大好きな子や「もう一度人間を信用してみよう」と心をひらいてくれる子も多いです。
我が家の愛犬は元保護犬ですが、迎え入れてすぐに家族や新しい環境にも慣れてくれましたよ。
本記事では、保護犬を迎え入れた我が家の経験をもとに、慣れるまで時間はかからない保護犬も多いということを紹介していきます。
- 保護犬を引き取ろうか考えている人
- 保護犬が慣れるまで時間がかかるか心配な人
【⇓我が家の愛犬の性格はコチラで詳しく紹介しています⇓】

目次
保護犬だった愛犬がすぐに慣れてくれた理由


我が家の愛犬は生後7ヶ月の時に『保護犬カフェ』という保護施設から譲渡してもらいました。
家に向かう車の中こそブルブルと震えていましたが、すぐに新しい家族と環境に慣れてくれました。
その要因は以下の通りです。
- 人慣れしていたから
- 社会性が身についていたから
- 人や犬が大好きな性格だったから
- 保護施設のスタッフのケアがあったから
①人慣れしていたから
先程も述べましたが、我が家の愛犬は『保護犬カフェ』という施設にいたので、僕と出逢った頃にはすでに人に慣れている状態でした。(もともとの性格も明るく人懐っこいです)
そのおかげもあって、すぐに僕たち家族に慣れてくれました。
保護犬カフェにいる犬のほとんどが人に慣れています。
保護された当初は過去の経験やトラウマ等から人を怖がっている子も多いですが、心優しいスタッフがケアしてくれるので、すぐに人に慣れてくれます。
そして、カフェで沢山の人たち(カフェの利用者)から愛情をもらうのです。
一度人間に見捨てられたとしても、再び人間を信用してくれるようになるので、新しい家族にもすぐに慣れてくれるというわけなのです。
【⇓『保護犬カフェ』の利用方法など、詳しい情報はコチラの記事で紹介しています⇓】



②社会性が身についていたから
保護犬は社会性が身に付いていることが多いので、新しい環境にも慣れてくれることでしょう。
保護犬カフェや保護施設では、保護されたたくさんの犬の中で生活していきます。
たくさんの犬の中で生活していくことで『アレをやったら怒られるな!コレはやったらダメだな。』と犬社会の勉強をしていくのです。
最も大きな学びは〝噛みつき抑制〟です。
犬同士でじゃれ合って『どれくらいの力で噛みついたら相手が嫌がるのかな?』とか『痛いからヤメテ!』などと体験していきます。
また、犬同士で会話をして『遊ぼうよ♪』などとコミュニケーションを取って犬社会のルールを学んでいくのです。
我が家の愛犬は譲渡してもらった時は生後7か月と子犬でしたが、社会化を学んでいたので先住犬の〝ふく〟とも、なんだかんだ上手く行っているのかもしれません。
③人や犬が大好きな性格だったから
『保護犬って怖がりなんじゃないの?』というイメージを持っている人が多いかもしれませんが、明るい性格で犬も人も大好きな保護犬はたくさんいます。
もし、先住犬がいたりすぐに新しい環境に慣れて欲しいと考えているのであれば、明るい性格で人や犬のことを大好きな子を迎え入れることをおススメします。
保護犬の中には犬が嫌いな子や男性を嫌いな子などもいるので、譲渡してもらう時に気になっている子の性格を詳しくスタッフに聞いておくといいでしょう。
もし、希望する性格があったり先住犬との相性が気になるのであれば、中途半端な気持ちで譲渡してもらうのではなく、納得がいくまでスタッフに相談するようにして下さい。
保護犬のためにも責任ある行動をしましょう。
【⇓保護犬は魅力満載で可愛いです♪覚悟と責任を持って迎え入れてもらいたいので、メリットとデメリットを紹介しています⇓】



④保護施設のスタッフのケアがあるから
保護犬が施設にやってくる理由は様々です。
保護された時から人間のことが嫌いと言うワケではありませんが、人間を信用できなくなっている子が多いのも事実です。
- 元の飼い主に置いて行かれた
- 虐待を受けていた
- 劣悪な環境で暮らしていた
- 繁殖犬として外に出たことがない
このような処遇を受けていたら人間を信用できなくなるのは当然ですよね。
人間を信用できなくなった保護犬が、もう一度人間を信用してくれるようになるには時間がかかる場合もあります。
しかし、保護施設のスタッフによる優しいケアによって、徐々に人間に心を開いてくれるようになっていくのです。
スタッフの方が優しくケアしてくれなければ、人間に心を開けずに新しい家族が見つからない子が増えることでしょう。
保護犬を譲渡してもらう時は、2度と保護犬たちに苦しい思いをさせないように、覚悟と責任を持って譲渡してもらってください。
まとめ:すぐに慣れてくれる保護犬もたくさんいるよ
- 保護施設で人慣れしている
- 社会性が身についている
- 人や犬が大好きな性格な保護犬も多い
- 保護施設のスタッフによる優しいケアがある
新しい家族や環境にすぐに慣れてくれた我が家の愛犬でしたが、トイレトレーニングはかなりの時間がかかりました。
『可愛いからこの子がいい♪』という気持ちはわかりますが、ペットショップの犬も保護犬も、一緒に暮らしていくには最後まで添い遂げるという覚悟と責任が必要です。
もしあなたが『保護犬は慣れてくれるまで時間が掛かりそう…』と悩んでいるのであれば、是非この記事を読んで保護犬を前向きに検討してくれたら嬉しいです。