愛犬との散歩は楽しい時間のはずが、引っ張り癖のせいでストレスになっていませんか?
犬がリードを引っ張る理由はさまざまですが、その行動にはちゃんとした理由があります。
例えば、外の匂いや景色を楽しみたい、他の犬や人と触れ合いたいという純粋な好奇心から、引っ張れば飼い主がついてくると学んでしまっていることもあるんです。
このような状況を放置しておくと、気分転換になる犬の散歩で、愛犬も飼い主もお互いに疲れてしまいます。
そこで本記事では、愛犬の引っ張り癖に悩んでいる飼い主さんへ向けて、素人でも簡単にチャレンジできる、愛犬の引っ張り癖を直すしつけ方法を紹介します。
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犬が散歩で引っ張る理由
散歩のときに犬がリードをぐいぐいと引っ張ることには理由があります。
引っ張るのをやめさせる場合、まずは犬の気持ちを理解することが大切です。
犬が散歩中にリードを引っ張る理由について詳しくみていきましょう。
外の匂いや景色を楽しみたい
犬が散歩中にリードを引っ張る理由の一つとして、好奇心から外の匂いや景色を楽しみたいというものがあります。
犬は、人間よりもはるかに優れた嗅覚を持っており、新しい匂いを嗅ぎ分けることが大好きです。
特に初めて通る場所や新しいスポットでは、その興味が一層強まります。
そのため、犬は飼い主をぐいぐいと引っ張って興味のある場所へ向かおうとします。
このような行動は犬の好奇心からくるもので、完全に抑えるのは難しいですが、トレーニング次第で少しずつ改善することは可能です。
他の犬や人と触れ合いたい
散歩中に他の犬や人と出会うことも、犬がリードを引っ張る原因の一つです。
犬は社会的な動物であり、他の犬や人に対して興味深いことが多いです。
特に、元気な性格の犬は、新しい友達を見つけると嬉しくてたまりません。
そのため、飼い主を無理やりでもその方向へ引っ張って行こうとします。
引っ張れば飼い主が付いてくる
犬は一度リードを引っ張って飼い主がその動きに従った経験があると、「引っ張れば飼い主がついてくる」と学習してしまいます。
これが習慣化すると、散歩中に頻繁にリードを引っ張るようになります。
このような行動を修正するためには、一貫したトレーニングとルールを設定することが重要です。
危険を感じて逃げようとしている
犬は優れた嗅覚を持っているため、飼い主が気づかない匂いや音に対して敏感に反応します。
このため、何かしらの危険を察知して逃げようとすると、その結果としてリードを引っ張ることがあります。
具体例としては、遠くで別の犬が威嚇している場合や急な音などがあります。
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愛犬の引っ張り癖を直す方法
愛犬が散歩中にリードを引っ張ることはよくありますが、正しい方法でトレーニングすれば改善できます。
以下では、リードの持ち方やトレーニングの手法を詳しく解説します。
リードを正しく持つ
リードを正しく持つことで犬との適切な距離を保ちやすくなり、引っ張り癖を予防できます。
飼い主の左側を歩かせたい場合、右手でリードの輪っかを持ち左手でリードの真ん中辺りを握り、リードは常に緩んだ状態が理想です。
愛犬が引っ張りそうになったら、クイッと1回左手でリードを引き上げ、「ダメだよ」ということを伝えます。
犬も苦しい状態はイヤなので、リードが緩んだ状態で歩こうとします。
その時に「お利口さんね」などと声を掛けたりおやつを与えて褒めるようにしてあげましょう。
繰り返すうちに、リードが緩んだ状態だと良いことがあると学習していきます。
反対にリードが張った状態は、
- 飼い主さんのそばを歩こう
- 飼い主さんの言うことを聞こう
といった気持ちを考えられない状態です。
この状態では引っ張る愛犬を止めようとしても綱引きになってしまうので、リードが緩んだ状態で散歩できるようにトレーニングしていきましょう。
リードが伸びるフレキシタイプのリードは、コミュニケーションがとりづらいのでおすすめできません。
愛犬が引っ張たら立ち止まる
散歩中に犬がリードを引っ張ったら、その場で立ち止まりましょう。
これにより、犬はリードを引っ張ると先に進めないことを学びます。
飼い主が立ち止まると、「どうして止まったの?」と自然と飼い主の方を見るようになります。
このとき、リードが少しでもゆるんだら「よし」と声をかけてから再び歩き始めましょう。
このトレーニングを続けることで、犬はリードを緩めれば先に進めると理解し、引っ張る行為を減らすようになっていきます。
愛犬と反対方向に歩く
愛犬があなたより前を歩いてリードを引っ張りそうになったら、180度方向を変えて来た道を引き返しましょう。
これにより、
- リードを引っ張っても自分の行きたい方向に行けないよ
- 散歩中でも主導権は飼い主にあるんだよ
ということを教えることができます。
自信を持って目的を持った行動を取ることで、犬には飼い主のリードに従うべきだというメッセージが伝わります。
アイコンタクトをとる
リードを引っ張って歩く犬は、飼い主への意識が薄い傾向があります。
まずは、立ち止まった状態で愛犬の名前を呼び、こちらを向いたら小さなおやつをあげましょう。
慣れてきたら、歩きながら名前を呼び、こちらを向いたら再びおやつをあげます。
これを繰り返すことで、愛犬は自発的にあなたのことを見つめるようになります。
外の匂いやすれ違う犬より飼い主さんのことを気にしている状態になるので、散歩中の引っ張りを予防することができます。
散歩中はスタスタ歩く
散歩中はなるべくスタスタと歩くように心がけましょう。
ダラダラと歩くと外の匂いが気になり、クン活が始まったり興奮しやすい状態をつくってしまいます。
散歩中に飼い主が意識的に前を向いて歩くことで、愛犬も飼い主のスピードに合わせるようになり、引っ張り癖が減少します。
快適で楽しい散歩を続けるためにも、飼い主が主導権を持って歩くことが大切です。
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引っ張り癖を放置するリスク
犬がリードを引っ張る癖をそのままにしておくと、散歩中の事故やケガの原因になるだけでなく、飼い主との信頼関係にも悪影響を与える可能性があります。
ここでは、その具体的なリスクについて詳しく見ていきましょう。
首に負担がかかる
リードを引っ張り続けることで犬の首に大きな負担がかかります。
その負担は頸椎や気管に直接影響を与えることがあり、最悪の場合、ケガや呼吸困難を引き起こすリスクが高まります。
また、首輪の付け方や調整不良によっては、引っ張られることで首輪が抜けてしまうことも考えられます。
これを避けるためには、適切なトレーニングを行い、犬が引っ張ることなく散歩を楽しめるようにしてあげることが大切です。
信頼関係が悪化する
犬がリードを引っ張って我先に進む場合、犬は自分が主導権を握っていると考えているかもしれません。
これにより、飼い主との信頼関係が築けず、トレーニングがうまく進まなかったり、散歩中の指示に従わなくなるリスクがあります。
信頼関係の欠如は、犬の安全を守るうえでも大きな問題です。
飼い主との間にしっかりとした信頼関係を築くためには、引っ張り癖の改善が必要です。
トレーニングを通じて、犬と飼い主が互いに理解し合い、安心して散歩を楽しむ環境を整えましょう。
事故に遭う可能性がある
犬がリードを強く引っ張ることで、飼い主の足がもつれて転倒する危険性が高まります。
さらに、リードを放してしまったり首輪が抜けたりすると、車や自転車、人と衝突するリスクもあります。
興奮した愛犬が他人に噛みついてしまう可能性も否定できません。
安全な散歩を実現するためには、リードを引っ張らせないトレーニングが欠かせません。
愛犬と飼い主が互いに安心して散歩を楽しむための工夫を忘れずに行いましょう。
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愛犬の引っ張り癖を直すしつけ方法|まとめ
これらの方法を試してみると、愛犬の引っ張り癖が改善される可能性が高まります。
まずは、リードの持ち方から見直してみましょう。
もし一人での訓練が不安であれば、犬のしつけ教材『イヌバーシティ』で犬の訓練方法を勉強してみてはいかがでしょうか。
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リーダーウォークの動画講義もあるので、愛犬とのコミュニケーションを大切にしながら、無理のない範囲で取り入れてみてください。