愛犬との散歩はお互いの絆を深める大切な時間でもあります。しかし、犬が匂いを嗅ぎすぎて歩かないことで困った経験をした子とのある飼い主さんも多いことでしょう。
- クンクンとずっと匂いを嗅いで立ち止まってしまう
- 匂いを嗅ぎだしたらマーキングするまで歩こうとしない
- リードを引っ張っても微動だにしない
といった行動に悩んでいませんか?
我が家の愛犬も散歩中に匂いを嗅ぐことが多く、「行くよ!」と言ってリードを引っ張ってもなかなか歩いてくれず悩んでいました。
マーキングするまでクン活をやめてくれませんでした。
犬の嗅覚は非常に優れていて周囲の情報を収集する手段として日々用いられているので、散歩中に匂いを嗅ぐ行動は仕方のない行動なのかもしれませんが、「できることなら愛犬を引っ張ることなくスタスタと散歩したい!」といった思いがありました。
そこで、本記事で紹介している方法を試した結果、散歩中に匂いを嗅ぐ行動をコントロールできるようになり、以前よりも愛犬との散歩を楽しめるようになりました。
それでは、愛犬が匂いに気を取られてなかなか歩かない時、飼い主としてどのように対処すればよいのでしょうか?本記事では、愛犬の気をそらすアイデアから、リーダーウォークの訓練方法まで、散歩をもっと楽しく快適にするヒントをたっぷりとお届けします。
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犬が散歩中に匂いを嗅ぐ理由

犬が散歩中にあちこちの匂いを嗅ぐ行動は、多くの犬の飼い主さんにとっておなじみの光景です。犬が散歩中に何故あれほど匂いを嗅ぐことに夢中になるのか、その行動の理由は以下の通りといわれています。
他の犬の情報収集をしている
散歩中、犬が特定の場所で犬が立ち止まり集中して匂いを嗅ぐ行動は、他の犬や動物たちの残した“メッセージ”を読み取るためといわれています。犬はマーキングとして尿や糞を排泄し、その中に多くの情報が含まれています。
道路や地面に残る香りや他の犬のマーキングから、
- 年齢
- 性別
- 健康状態
などの詳細を読み解くことが可能で、社会的なコミュニケーションの手段として機能しています。特に未去勢・未避妊の犬同士では、発情期に関する重要な情報が伝わることでも知られています。
犬が散歩中に匂いを嗅ぐことで、自分がいるテリトリーの他の犬たちの状況を理解し、自らの社会的地位を確認しているわけです。犬の嗅覚は人間の数千倍〜1億倍とも言われているので、匂いで様々な情報が分かるのも納得できますね。
テレビ番組で取り上げられる探知犬の嗅覚に驚いています。
ストレスを発散している
散歩は犬にとってただエネルギーを消費するためだけでなく、匂いを嗅いで様々な情報を収集して分析しています。
臭いを嗅ぐという行動は、
- エネルギー消費
- 集中力アップ
- 考える力を養う
などといった様々なメリットがあると同時に、ストレスを発散しているといわれています。
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匂いの探索は犬にとって自然な行動であり、環境への探求心を満たして精神的な満足感を与えます。匂いを追跡することは犬にとって謎解きのようなものであり、頭を使う行動がストレス軽減に役立っているのです。
外に出てたくさんの匂いを嗅ぐというのは、犬の本能を満たすことができる楽しみの一つです。愛犬の楽しみを奪わないためにも、匂いを嗅ぐという行動を優しく見守ってあげたくなりますよね。
楽しそうにクンクンしますよね。
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犬の散歩で匂いを嗅ぎすぎて歩かない!対処方法【7選】

犬にとって匂いを嗅ぐというのは大切な行動だということがわかりましたね。しかし、匂いを嗅ぎすぎて歩かなくなってしまっては散歩に時間が掛かりすぎてしまいますし、飼い主さんにとってストレスとなることもあります。
この記事では、散歩の効率を良くし愛犬の行動を適切にコントロールするための対処法を7つご紹介します。愛犬との散歩時間をより快適に、かつ教育的な時間に変えるためのヒントが見つかります。
①犬の気をそらす
犬が匂いに集中しすぎて動かないときは、その注意を別のことに引きつける方法が有効です。
「匂いを嗅ぎそうだなぁ」と思ったら、
- 名前を呼んでみる
- オイデと呼んでみる
- 好物のおやつで気を引く
など、愛犬の気をそらすような行動をしてみましょう。
匂いを嗅ぐのに執着して歩かない時のために、愛犬の大好きなおやつを持って散歩に行くのもおすすめです。決まったタイミングでおやつを与えることで、歩くこと自体に対するポジティブな印象を植え付ける効果も期待できます。
おやつをもらえたら飼い主さんと歩くのが楽しくなるよ♪
②同じ散歩コースに行く
犬は新しい環境にたくさんの匂いがあると、探索欲が働き歩かなくなることがあります。いつもと違う散歩コースを歩くと、新しい匂いに興味を示し、いろんな場所で匂いを嗅ごうとしてしまうのです。
同じ散歩コースを歩くことで、
- 徐々に周囲の匂いに慣れ探索行動が減少する
- だいたい同じ場所で匂いを嗅ぐのでタイミングがわかりやすい
といったメリットがあります。
犬は匂いを嗅いだ後にマーキングすることが多いので、いつも匂いを嗅ぐ場所を避けて歩くことで、散歩中の動きがスムーズになるでしょう。ただし、適度に散歩コースを変更することは愛犬の刺激にもなるので、バランスを考えてコース選びをしてみましょう。
私有地などマーキングさせたくない場所は避けるなど工夫も必要です。
③道路の端を歩かない
散歩中に愛犬が匂いを嗅ぐ場所を思い出してみましょう。電柱・ブロック塀・木など、他の犬がマーキングをしたような場所が多いですよね?
- 道路の端
- 電柱やブロック塀の近く
- 草むらや木の近く
このような場所は他の犬を始めとするさまざまな動物の匂いが残っており、そこに興味を示す犬が多いです。
匂いを嗅がせたくないのであれば、
- 飼い主が端を歩いて愛犬は道路側を歩かせる
- 匂いが少ない舗装されたエリアを選ぶ
- 公園では草むらや木の近くに近寄らない
というようなことを心がけ、匂いを嗅ぎたいという欲求を抑えてあげることが有効です。当然、車道の中央を歩くことは危険ですから、人通りの少ない歩道や公園の中央を選ぶといった工夫も必要です。
わんちゃんの情報は道路の端っこに集まっている!
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④伸縮リードを使用しない
伸縮リードは犬に自由度を与えますが、その結果として犬は好きな場所に行きやすくなり、匂いを嗅ぎたいだけ嗅いでしまうことになります。ですので、散歩中に匂いを嗅がせるのが嫌なのであれば、伸縮リード(フレキシリード)の使用はおすすめしません。
こんなやつです⇓
伸縮リードを伸ばしながら愛犬の行きたい方向に飼い主さんがついて行く散歩では、当然ながら匂いを嗅ぎたい方向へどんどん歩いていきます。愛犬の言うことを飼い主さんが聞いているカタチになるので、「行くよ!」と愛犬に伝えても知らんぷりすることが多いです。
飼い主さんが愛犬をコントロールしリズムよく散歩を行いたいのであれば、伸縮しない通常のリードを用いて愛犬が飼い主さんからり離れずにそばを歩くようにするとよいでしょう。これにより、目的の場所への移動を効果的に促せます。
伸縮リードは公園など広い場所で伸ばして使うのがおすすめです。
⑤散歩中はどんどん歩き立ち止まらない
犬は好奇心旺盛な動物なので、様々な匂いに刺激され情報収集に夢中になってしまいます。犬のペースに合わせて歩いていると匂いを嗅ぎたくなって立ち止まってしまうので、犬が匂いを嗅ぐ余裕もないくらいの速さでどんどんスタスタ歩きましょう。
途中でたくさん立ち止まると、犬は「散歩=匂いを嗅ぐ時間」と解釈してしまう恐れがありますし、「自分のいうことを聞いてくれる」と、わがままな犬へと成長してしまう可能性もでてきます。
ですので、散歩中に匂いを嗅がせたくないのであれば、以下のように常に歩き続けることを心がけましょう。
- 犬が立ち止まりそうになってもどんどん歩いていく
- リードの長さが足りなくなって引っ張られる
- 飼い主について行くしかなくなる
飼い主さんが主導権を握ることになるので、立ち止まって匂いを嗅ぐことなく飼い主さんのペースに合わせて歩いてくれるようになります。愛犬に「散歩=歩くこと」という認識を強めていきましょう。
愛犬は「散歩中に勝手に匂いを嗅いだらいけないんだ」ということを学習していきます。
⑥匂いを嗅いでいい場所を限定する
犬にとって匂いを嗅ぐ行動はストレス発散やエネルギー消費にもなるので、完全にそれを奪ってしまうのはなんだか可哀そうでもあります。僕自身も「匂いを嗅ぐことを楽しませてあげたい」と考えているので、匂いを嗅いでいい場所を散歩コースに数ヶ所決めてあります。
匂いを嗅ぐとマーキングしてしまうこともあるので、
- 交通量の少ない場所
- 周囲の家に迷惑の掛からない場所
を選んで匂いを嗅がせています。
散歩コース上で匂いを嗅いでいいところとそうでないところを明確に区別し、それを愛犬に理解させるようにトレーニングすることも重要です。
例えば、
- 交通量の多い道路では立ち止まらないようにスタスタと歩く
- 公園の迷惑にならない場所で自由に匂いを嗅がせる
- 「いいよ!」というシグナルを出してから匂いを嗅がせる
というように、特定の区間だけは匂いを嗅ぐことを許可するなどルールを設けて臭いを嗅がせるようにしています。
メリハリをつけて飼い主さんが主導となって散歩をすることで、匂いを嗅ぐという犬の欲求を満たしながらも安全にマナーを守りながら散歩ができるようになるでしょう。
家の敷地内で排泄させてから散歩に行くのもおすすめです。
⑦〝リーダーウォーク〟訓練を実践する
『リーダーウォーク』とは、犬が飼い主を引っ張って散歩するのではなく、飼い主が主導となって犬が飼い主に寄り添って散歩することです。愛犬との信頼関係を築くことができ、愛犬が飼い主の指示に従うことが習慣化されれば、散歩中の問題行動も自然と減少します。
犬が飼い主さんの隣にピッタリくっついて、飼い主さんの方をチラチラ見ながらリードが緩んだ状態で歩いているのを見たことありませんか?「僕もあんな風に散歩したい!」とリーダーウォークを本格的に学びたいと考え、犬のしつけ教材を購入して訓練しました。
独学で訓練していたのですが理想には程遠いリーダーウォークでした。
購入したのは〝売上No.1〟の実績のある『イヌバーシティ』という犬のしつけ教材です。
教材の内容を実践したところ、
- ぴったり隣を歩いてくれるようになった
- 僕が止まると隣で座ってくれるようになった
とうように、訓練効果を実感できています。
リードの持ち方・扱い方などの基本的なことから教えてもらえますし、プロの訓練士さんが実際に問題犬(引っ張り癖などのある犬)を訓練して、問題行動が改善されていく過程が動画で視聴できます。
リーダーウォークを訓練して飼い主さんが主導となって散歩ができるようになれば、
- 引っ張り癖を直すことができる
- 散歩中の無駄吠えを改善できる
- 散歩中の危険から愛犬を守ることができる(拾い食い・交通事故)
といったメリットがあります。
本格的にリーダーウォークを学びたいけど、しつけ教室に通う時間がないという飼い主さんは、犬のしつけ教材『イヌバーシティ』のレビュー記事を書いているので参考にしてみて下さい。
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犬が散歩中に匂いを嗅ぎすぎて歩かない!|まとめ
散歩中に匂いを嗅ぐ行為は、犬にとって重要な情報収集の手段であり、またストレス解消にもつながります。しかし、度が過ぎると散歩そのものが成り立たなくなるので、飼い主さんにとっては頭を悩ませる問題かもしれません。
7つの対処方法を紹介しましたが、散歩中に匂いを嗅がせたくないのであればリーダーウォークを訓練するのが一番効果があり手っ取り早いです。
「ゆっくり匂いを嗅がせてあげたい」と考える気持ちもわかるので、匂いを嗅いでもいいポイントを決め、リーダーウォークで歩きながらメリハリつけて散歩を楽しみましょう。
散歩中に匂いを嗅ぎすぎて困っているのであれば、本記事で紹介した7つの方法を試しながらも、是非この機会に、犬のしつけ教材『イヌバーシティ』で〝リーダーウォーク〟を学んでみてはいかがでしょうか?
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