人間の食事でもかさ増しとして使用される〝豆腐〟は、植物性たんぱく質が豊富で犬の成長促進に効果があるため、犬の手作りごはんの食材としても人気があります。
そんな〝豆腐〟ですが、
- 犬のダイエットにおすすめなのか
- どのくらいの量を与えていいのか
気になっていませんか?
結論から言うと、〝豆腐〟は栄養豊富で犬の身体をつくるエネルギーとなるため、犬のかさ増しにもおすすめの食材といえます。
スーパーやドラッグストアなどで簡単に手に入りますね。
そこで本記事では、犬のダイエットに〝豆腐〟を与えようと考えている飼い主さんへ向けて、
- 犬のダイエットに〝豆腐〟がおすすめの理由
- 犬に〝豆腐〟を与えるメリット
- 犬に〝豆腐〟を与える際の注意点
などを紹介します。
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犬のかさ増しダイエットに〝豆腐〟がおすすめな理由
豆腐の原材料は、
- 大豆から搾った『豆乳』
- 海水の塩を抜いた後に残る『にがり』
のみで、素材となる『大豆』には犬にとって大切な栄養素であるたんぱく質以外にも、健康をサポートしてくれる様々な栄養素が含まれています。
そんな栄養豊富な豆腐は、基本的には犬に与えても大丈夫な食材の1つです。犬のかさ増しダイエットにいくつか健康面でメリットを期待できるので紹介します。
①植物性タンパク質が身体をつくる
豆腐に含まれる主な栄養素は、植物性タンパク質になります。豆腐に含まれるタンパク質には、
- 犬の筋肉や皮膚などの健康的な身体をつくるエネルギー源
- 動物性たんぱく質に比べると低カロリー
といった特徴があります。
たんぱく質が豊富なので、普段のドライフードの量を減らしても、ダイエット中に不足がちなたんぱく質を豆腐から取り入れることができます。
身体をつくるエネルギー源となるので、成長期の犬は積極的に摂取しても大丈夫ですし、動物性タンパク質よりも低カロリーなのでダイエット中のわんちゃんに与えても安心できる食材です。
かさ増しダイエットに向いている食材というわけですね。
②アンチエイジング効果を持つ
豆腐には、アンチエイジング効果を持つ以下の成分が豊富に含まれています。
栄養素 | 効果 |
---|---|
大豆イソフラボン | ・活性酸素を除去する抗酸化作用 ・骨を強化し循環器疾患を予防する |
サポニン | ・抗酸化作用がある ・血管に付着したコレステロールや脂肪の吸収を抑えて肝臓を保護する |
ビタミンE | ・抗酸化作用がある |
イソフラボンには高血圧やコレステロールを抑制する働きがありますし、サポニンには脂肪の蓄積を抑える働きがあるため、肥満を予防する効果が期待できます。ダイエット中のわんちゃんの身体を、内側からも外側からも支えてくれます。
アンチエイジングって聞いただけで身体に良さそう♪
③ミネラル分が豊富で健康をサポート
豆腐には、
- カルシウム
- マグネシウム
- リン
- 鉄
- 亜鉛
など、犬の骨や歯をつくるミネラル分が豊富に含まれています。
カルシウムには筋肉をスムーズに動かす効果や丈夫な歯や骨を作る効果がありますが、犬の体内では形成することができない成分なので、食べ物から摂取する必要があります。
総合栄養食であるドライフードを与えていれば問題ありませんが、フードのかさ増しのためにドライフードの量を減らした場合カルシウム不足も考えられるので、豆腐でカルシウム不足を補うことができますね。
丈夫な身体をつくれる♪
④腸内環境を整える
豆腐には大豆の甘味のもとになる『オリゴ糖』が多く含まれています。オリゴ糖は、腸の中で乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌のエサとなる成分で、腸内の善玉菌が増えることで腸内環境を改善してくれる働きがあります。
腸内環境が良くなると、
- 便通が良くなる
- 免疫力が向上する
といった作用がるので、整腸作用や病気の予防効果も期待できます。
いっぱい食べたいからお腹の調子は整えておきたい♪
⑤水分補給になる
豆腐には水分がたくさん含まれています。
種類 | 水分量 |
---|---|
絹ごし豆腐 | 約89% |
木綿豆腐 | 約87% |
- 犬の食欲が低下した
- 水を飲む量が減って心配
と言った時の水分補給にも役立ちます。普段からあまり水を飲まないわんちゃんにもおすすめの食材です。
夏バテの時におすすめです。
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犬に〝豆腐〟を与える時の注意点
栄養価が高く犬の健康をサポートしてくれる豆腐ですが、豆腐をメインに与えていては栄養バランスが悪くなり体調を崩してしまうことも考えられます。あくまでも主食は総合栄養食のドッグフードとし、豆腐はトッピングや足りない栄養素を補う程度に考えておきましょう。
ここでは犬に豆腐を与える際の注意点を紹介します。
低カロリーでも与えすぎは肥満のもと
豆腐には、他のかさ増し食材に比べると脂質が多く含まれています。脂質が多いということはカロリーも高いということなので、与えすぎは肥満のもとになります。
また、豆腐に含まれる植物性たんぱく質は、ドライフードに含まれる動物性たんぱく質と比較すると低カロリーですが、過剰に摂取はカロリー過多となるので気を付けましょう。
(100gあたり) | 絹ごし豆腐 | 木綿豆腐 | キャベツ(生) | キャベツ(茹) |
---|---|---|---|---|
エネルギー | 56kcal | 733kcal | 21kcal | 121kcal |
脂質 | 3.5g | 4.9g | 0.2g | 1.0g |
絹ごし豆腐の方が低カロリーですね。
豆腐をおやつとして与えたりドッグフードのかさ増し食材として与える場合は、1日の必要カロリー量の1割以内が目安となります。1日の最適カロリー量はコチラのサイトで調べられます。
豆腐一丁が約300~400gとすると、犬に与えてもいい適正量は以下のようになるので参考にしてみて下さい。
超小型犬 | 小型犬 | 中型犬 | 大型犬 | |
---|---|---|---|---|
豆腐の量 | 約10~20g | 約30~40g | 約50g | 約150g |
※運動量などによって異なってくるので、心配な飼い主さんは体重を測定しながら与えるようにして下さい。
大豆アレルギーに注意
犬の中には〝大豆アレルギー〟をもっている子もいます。そのため、初めて豆腐を与える場合は。いきなり大量に与えるのではなく少量ずつ与えるようにしましょう。
後天性のアレルギーを発症する可能性もあるので、
- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚のかゆみ
- 目の充血
- 元気がない
といった症状が見られたら動物病院を受診しましょう。
異変を感じたらすぐに動物病院を受診しましょう。
水分が多くお腹の調子を崩すこともある
豆腐のメリットでも述べましたが、豆腐は水分量が多い食材です。そのため、与えすぎると便がゆるくなったり下痢をしたりする可能性も考えられます。お腹を壊しやすいわんちゃんは様子をみながら与えるようにしましょう。
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犬に〝豆腐〟を与える方法
犬に絹ごし豆腐や木綿豆腐を与える方法として以下を参考にして下さい。
味付けしない
豆腐に限ったことではありませんが、飼い主さんが豆腐を食べる時と同じような食べ方は犬はできません。
- 醤油をかけた豆腐を与える
- ねぎをのせた豆腐を与える
醤油は塩分が多いので中毒症状を引き起こす可能性がありますし、ネギも中毒症状を引き起こし、最悪の場合命を落とす危険も考えられます。
味付けをした豆腐を「愛犬が要求してきて可哀そうだから…」という理由で与えることは絶対にやめましょう。
犬が中毒症状を引き起こす食材は多いので調べてから与えるようにした方がいいです。
\愛犬が花を食べた時の中毒症状はコチラで紹介/
常温で与える
基本的に冷蔵庫で保存しておく豆腐ですが、冷蔵庫から取り出してすぐ犬に与えないようにしましょう。豆腐が冷たいとお腹を壊す原因になります。
特に、
- お腹を壊しやすい犬
- シニア犬
- 仔犬
の場合は、人肌程度に温めてから与えるのがおすすめです。
冷たいとお腹がビックリしちゃう!
水切りして与える
水分が多いと犬のお腹に負荷をかける可能性があるので、豆腐の水分量が気になる場合は、
- あらかじめ水切りしておく
- キッチンペーパーで包みレンジで30秒ほど加熱する
といった方法で、水分を飛ばしてから与えるといいでしょう。
美味しく食べれれば水分なんて関係ない!
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犬のかさ増しダイエットに〝豆腐〟がおすすめ|まとめ
豆腐は植物性タンパク質が豊富で犬の身体をつくるサポートをしてくれますし、犬の健康を内側からも外側からもサポートしてくれる栄養素が豊富です。
そのため、犬のダイエットでドライフードの量を減らして豆腐をかさ増しすることで、健康的に体重管理が行えます。この機会に豆腐のかさ増しダイエットに挑戦してみてはいかがでしょうか?
もし、かさ増しダイエットの栄養バランスが気になるのであれば、ウェットフードの『ブッチ(Butch)』をかさ増しするのがおすすめです。
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