初めて迎え入れた犬の鼻がピンク色なんだけど、何も問題ないのかな?成長したら黒色になるのかな?
我が家の愛犬も子犬の頃から鼻がピンク色でした。4歳になる現在でも病気も怪我もなく元気ですが、気を付けた方がいいこともあるので紹介します。
我が家の愛犬は、ペットショップで出会った生後3か月の頃から『鼻・肉球・目の周り』がピンク色でした。
家族として迎え入れた当時は、そこまで気になることもなく「大きくなれば鼻も黒くなるだろうし、散歩に行くようになったら肉球も黒くなるんだろうな」などと思っていました。
しかし、4歳になった現在でも鼻も肉球も目の周りもピンク色です。
鼻や肉球、目の周りがピンク色の犬は〝色素が薄い〟と言われています。
そこで本記事では、色素が薄い犬の理由と注意すべきポイントを調べてまとめてみました。
我が家の愛犬のように色素が薄い犬と暮らしている飼い主さん、ぜひご覧ください。
- 色素が薄い犬の理由を知りたい飼い主さん
- 色素が薄い犬への注意点を知りたい飼い主さん
- これから犬を飼おうと思っている人
目次
犬の色素が薄い理由

色素が薄い犬は色素が濃い犬に比べて『病気になりやすい・健康上問題がある』と耳にすることが多いです。
そのように言われるのには以下のような理由があります。
- メラニン色素が関係してくる
- 遺伝的な要素が多い
メラニン色素が関係している
人間の場合もそうなのですが、犬も毛色や皮膚の色などは〝メラニン色素〟で作られて決まります。
目や鼻の色が黒色になるのは、メラニン色素の密度が多いからなのです。
このメラニン色素ですが、外部からの有害物質から犬の身体を保護してくれる役割を持っていて、メラニン色素が濃くなればなるほど有害物質から身を守ってくれるので、病気にかかるリスクは減ります。
反対に、色素が薄いと皮膚を保護する力が弱くなるので皮膚癌やその他の疾患にかかりやすくなってしまいます。
だから、僕みたいに色素が薄い犬の中には目が弱かったり他のところが弱かったりする犬がいるんだね。
でも、全ての犬が身体が弱いというわけではないよ。ふくもほとんど病気をしたことがないでしょ?
うん。いつも病院に行くのはぺこの方だよね。
今、あたちのことを話していたような・・・。
しかし、我が家の愛犬のように、今は病気を持っていないとしても今後病気を発症する危険性もあるので注意が必要です。
なので、外部からの刺激に弱い色素が薄い犬は、シニア期を健康に過ごすためにも散歩などで対策を行っていくことをおすすめします。
また、これから犬を家族として迎え入れようと考えている人は、鼻の色や目の周りがピンク色で気になるのであれば、〝犬の色素も子犬を選ぶことの条件〟にした方がいいかもしれないですね。
色素が薄くても濃くても、どちらでも魅力的で可愛い犬ですけどね。
遺伝的な要素が大きい

この写真は生後3か月頃の我が家の愛犬です。
鼻も肉球も目の周りもピンク色で、目の中には少しブルーが入っています。
成犬になって目の中は少し茶色になりました。
実は、近年の小型犬ブームや無計画な繁殖などの理由から、産まれた時からピンク色の鼻をしている犬が増えているそうです。(色素が薄い同士の交配など)
目の周りがピンク色だったりピンク色の鼻をしている犬は、本来持ち合わせているべき《色素》を持たずに誕生していると言われています。
病気というわけではないようなのですが、先天性疾患の一種のようです。
また、遺伝で色素が極端に薄い子は〝アルビノ〟と言って、遺伝的に心臓や呼吸器に疾患を持っていたり、生まれつき目が見えなかったりする子も中にはいます。
色素が薄い犬は遺伝的な要素が大きいので、我が家の愛犬のように成犬になっても鼻や肉球がピンク色のままという犬も多くいるということです。
僕のピンク色の鼻、みんな可愛いって言ってくれるよ
ふくのチャームポイントだもんね♪そんな可愛いふくの為にも、しっかりケアをしてあげないとね。
色素が薄い犬の注意点

色素が薄い犬と暮らしている飼い主さん、今現在あなたの愛犬の健康状態に何も問題がないのであればそれほど神経質になる必要はありません。
しかし、色素が薄い子は紫外線に弱いという特徴があるので、長時間紫外線を浴びることがないように、散歩の時間帯を工夫したりしっかりケアをしていきましょう。
- 紫外線対策をしてから散歩に行く
- 夏の犬の散歩は特に注意
紫外線対策をしてから散歩に行く
紫外線は人間だけでなく犬にとっても大敵です。
強い紫外線は犬の目に大きなダメージを与えるので、白内障になるリスクが増えます。
また、日焼けをしたり皮膚炎を発症したり皮膚トラブルが増える可能性があります。
特に色素が薄い犬は外部からの刺激(紫外線)に弱いので、以下のようにしっかり紫外線対策をしてから散歩に行きましょう。
- 紫外線が強い時間帯の散歩は避ける
- サマーカットをするか考える
- UVカット機能がついた洋服を着せる
- 犬用の日焼け止めアイテムを使用する
このように、日頃から紫外線に敏感になってしっかりケアしてあげたいですね。
ふくの写真写りの悪さには理由があったんだね。
紫外線に弱いから太陽が眩しかったんだよ…。
あたちはいつでもキュート♪
【⇓紫外線が多い日の犬の散歩は気をつけましょう!詳しい紫外線対策はコチラ⇓】

夏の犬の散歩は注意
夏は特に紫外線が強いですよね?それに加えてアスファルトの照り返しには要注意です。
色素が薄い犬は肉球もピンク色で刺激に弱いので、熱せられたアスファルトで火傷をするリスクも高いです。
また、犬は地面からの距離が近いので、照り返しで熱中症になる可能性もあります。
- 早朝や夜遅くに散歩に行く
- 散歩に行く前に地面を触る
このように対策をしてから散歩に行きましょう。
ぺこは歩ける場所でも、ふくは地面が熱くて歩けないなんてこともありました。
夏の夕方だったけど、道路はまだまだ熱いんだよね!
【⇓夏の散歩の注意点はコチラの記事で詳しく紹介しています⇓】



まとめ:色素が薄い犬はしっかりケアしてあげよう
- 色素が薄い犬は病気になりやすい
- 健康なら神経質にならなくても大丈夫
- 紫外線に弱いのでしっかりケアしよう
色素が薄い犬は身体的な不調が起こりやすいと言われてますが、そこまで神経質になって心配することはありません。
しかし、今は健康でもシニア期を迎えてからは、より健康に注意をして観察してあげなければいけませんね。
今のうちから飼い主さんが注意を払い、日頃のケアを大切にして、愛犬のチャームポイントを守ってあげましょう。